接客販売の現場において
セールスの声掛けが少ないスタッフに対して
店舗の朝礼で動機づけしているところをよく見ます。
もちろん重要で、
”あっ、つい忘れてました・・・”と、
積極的にオススメすることなく会計して終わり
なんていうことを減らす意味では大事です。
しかし、何度言っても変わらないスタッフがいる場合は少々注意が必要です。
もしかすると、「商品知識」が少なく自信がない、という可能性が高いかもしれません。
そんな状態なのに、ただただプレッシャーを受け続けることは
間違いなくモチベーションが下がっていきます。
また、知識だけでなく商品そのものに対する前向きな気持ちがないことも考えられます。
「こんなの要らない!」「私だったら使わない!買わない!」
「自分が好きな商品なら売れるけど、これはわからない!」
商品に対する個人的なネガティブイメージも十分考えられます。
この場合は一度やそこらの”説得”ではなかなか動かないことが多いです。
本人の”視点”を変えるべきはないでしょうか。
なんで売らなきゃいけないか?
この商品はどんなお客さまになら合うのか?
他メーカーの類似商品と比べたらどうか?・・・
この辺りをしっかりと動機付けしなくてはいけないですよね。
もちろん一方的はなく本人の考えをしっかりと受け入れた上で行うことは忘れずにです。
つまり”手間ひま”かけないとスタッフは前に向いてくれないということです。
部下も考えや感情を持った同じ人間ですから
ご承知の通り、一辺倒にはいかないものです。
商品知識不足から来る自信の無さが原因としたら
面談と商品勉強会を通じて動機づけを行いましょう。
①面談(聴く面談)
・商品に対してネガティブイメージを持っていないか
・セールスに対して自信があるか
・商品知識は十分かどうか
②商品勉強会の実施
・試用ができればその機会を用意
・売り方というよりもスタッフ本人が”良い商品”と思ってもらえるような情報提供
・どんなセールスの声掛けが良いかみんなで討議
特にネガティブイメージには商品に対する勘違いもあったりするので
こういった機会に払拭しておく必要があります。