【人材育成・チームビルディング】ビジネスや営業職における目的

なぜチームビルディングが必要なのか

組織が大きければ大きいほど、構成しているメンバーのひとりひとりの顔がみえなくなり、自分のやっていることの意味や、その組織が目指している方向性が見えなくなってしまうことがあります。このような状態に陥るとモチベーションは下がってしまい、仕事が停滞して生産性は低下するのです。

チームビルディングは、チームを作ることで、組織のメンバーそれぞれが最大限の能力を発揮できる環境を与え、成長を促す組織管理と人材育成を合わせた手法になります。

チームビルディングの目的1：コミュニケーションの活性化と次世代リーダーの育成

共通の目的を持つチームを作ることでチーム構成員同士に共通の話題ができ、コミュニケーションをとる際の敷居が低くなります。大きな組織の中では意見を言うことに抵抗があっても、同じ目的を持つチームの中なら自分の考えを発言しやすくなるのです。

特に新人から中堅社員においては、こうしてチーム内でコミュニケーションをとる中で、主体的に仕事に取り組めるようになっていきます。

チームビルディングの目的2：スピーディな意思決定と目標達成

小さなものも含めれば、ビジネスの中で意思決定を行う場面はたくさんあります。スピーディに意思決定を行って生産性を上げるためには、チームビルディングは最適です。

特に部門の壁を超えた責任者や管理者レベルのチームビルディングでは、組織の目標達成のためにベクトルを合わせた意思決定を行い、組織としての結束力を高めるという体験をすることができます。

トラブルになる前に対処できる

単独行動をとる営業では、個々の営業手法が把握しきれず、進捗も管理できないためトラブルが表面化してから対応をとることが多くなります。

その点、チームで営業をしていれば、トラブルになる前にチームメンバーやマネージャーが気付くことができるので早期に対処が可能です。受注率や売り上げの傾向の問題の共有だけでなく、チームメンバーの不調なども早期に発見し手当てすることができるので、解決に結びつきやすいといえるでしょう。

営業手法を学んで、モチベーションアップ

自分なりに試行錯誤して営業をしていると、行き詰ってしまったり、マンネリ化してしまったりすることがあります。

チームビルディングをして営業を行うことで、成果を比べて競争心を高めるだけでなく、他のメンバーの営業手法を学んで試す、あるいはさらに工夫しやすくなるため、成長を促進するのです。自分自身の成長を感じると、仕事に対するモチベーションが上がり、チーム内での好循環が生まれます。

ナレッジを共有し、さらに発展させることも

営業職は言語化されていないナレッジを持っていることも少なくありません。例えば顧客のタイプによるアプローチ方法や、経済状況などに合わせた導入方法などです。
成功した営業活動のナレッジをチーム内で共有することで、うまくいく営業のパターンとして一般化していくこともできるのです。