人材育成でコミュニケーションスキル講座を受講するメリット！営業職におすすめ

社員にとってのコミュニケーションスキル講座のメリット

円滑なコミュニケーションの基本は変わりませんが、企業の中で働く際には立場によって求められるコミュニケーションの質が異なります。

新入社員は、まず配属部署の先輩や同僚と仕事に関する情報を適切に共有することや、上司とお客さまや取引先の企業と良好な関係を築くことが求められます。チームリーダーや役職につけば部下の指導をしなければなりません。

研修計画に含まれているコミュニケーションスキル講座を受けることで、企業内での立場や業務に役立つ振る舞い方やコミュニケーションのとり方の要点を知ることができるのです。

コミュニケーションスキル講座の中には、立場や年代にかかわらず行われるものもあります。日常業務とは異なる研修という場面で新たな視点から仕事へのモチベーションを高めたり、チームとの一体感を持ったりすることができます。

企業にとってのコミュニケーションスキル講座のメリット

業務は回っているけれどどこかギスギスした職場や、意思疎通がうまくいかずに業務の重複がある職場など、コミュニケーションが滞っている企業は、社員の負担を増やす無駄が多く、効率がよくありません。

コミュニケーションスキル講座を行うことで、職場の一体感や団結力が高まり、業務効率が向上します。お客さまや取引先との関係性も円滑になり、売上向上にもつながるでしょう。社員のコミュニケーションスキルが向上することは、企業にとって大きなメリットとなるのです。

傾聴力：お客さまの話を十分に聞き、共感できるポイントを探す

営業トークというと、なめらかに途切れなく話すイメージがあります。しかし実際には、営業におけるコミュニケーションスキルの中でも、相手の話に興味を持ってしっかり聞き取る「傾聴」が重要なのです。

あまり関係がなさそうな内容の話の中からでも、お客さまが何にこだわりどんなニーズを持っているかが垣間見えてきます。さらに、お客さまの話の中から共感できるポイントを探して、会話を広げていくことで同じ内容の商談でもお客さまの満足度が上がるでしょう。

発信力：要点は分かりやすく明確に、結果から伝える

お客さまにおすすめする商品やサービスの説明は、まず要点や結果を伝えましょう。要点や結果が見えない状態で営業トークを聞いているお客さまの頭の中は、「結局、どこがよいの」「デメリットはあるの」ということで占められてしまい、会話自体にストレスを感じさせてしまいます。

初めに結果を聞いておけば、それを検証しながら聞くことができるので楽に感じます。この際に、メリットだけでなくデメリットもしっかり伝えると、「正直な人」「信頼できる人」と思ってもらえる上に、ごまかす必要がないので自信を持って説明できるでしょう。

具体的な例や類似商品・サービスを利用して分かりやすく伝える

商品やサービスにもよりますが、お客さまがその商品やサービスのよさをイメージしにくい場合があります。具体的な使用例や他のお客さまの声などを引用して説明したり、他社の類似商品やサービスの事例などを活用したりすると、イメージを伝えやすくなります。

ただし、あまり多用すると何の話をしているのか分からなくなってしまうので注意しましょう。

営業職の方がコミュニケーションスキル講座を受けたら、営業活動で実践することも大切です。成約率などの結果を指標にして効果測定を行いましょう。