上司やリーダーとして部下に注意したい時って、いっぱいありますよね。
例えば、

A:受け答えや素行態度が著しく悪い部下
B:遅刻や身嗜み、ハウスルールなどの最低限の決まり事を注意しても守らない部下
C:新人など立場の弱い後輩社員に対して当たりが強い先輩社員
D:販売目標を達成すると約束したのに達成できなかった部下

ん? Dの販売目標未達の件はちょっと違いますよね。
明らかに営業アプローチやセールストークをしていないなどの怠慢の場合は注意指導ですが、
本人が努力していて未達の場合は相談、アドバイスの対応ですよね。

いずれにせよリーダーが注意指導する場合は感情的にならずに冷静に伝える努力が必要です。
主観的に捉え、そのままの勢いで伝えてしまうと
苛立ち感情が相手にモロに伝わります。

部下を注意するためのポイント①:怒りを抑える

話し出す前に一呼吸 約9秒数えてみて下さい。
そして大きく深呼吸がコツです。
感情のセルフコントロールは非常に大切です。
「アンガーマネジメント(怒りの管理)」というワードを良く聞くことがあると思います。
書籍も何種類も発刊されてますので、
感情的になってしまい結局部下との関係性が悪くなってしまうという方は
ぜひ自分に合う書籍を探して頂ければと思います。

部下を注意するためのポイント②:注意するタイミングに気をつける

注意指導するタイミングを間違えると、
部下がその内容に納得せず、上司に対する悪感情だけ残る場合があるため
気をつけたいところです。

大事なことは、部下がその間違った行動(または考え方)を覚えている、
または気づくことができるタイミングが良いということです。
もちろん行動をした直後(現行犯)がベストですが、上司が常に見ているワケではないため
難しいことあります。
何日もたってから注意指導する場合は、自分が上司として冷静でいれるという点は良いのですが、
一方で欠点もあって、前段の「覚えている」という点が問題になります。
部下によっては「何のこと言われているんだろう?」「そんなことした覚えない」「いまさら言われても」
など、納得できないまま叱られている、という状況になることがあります。
ベストはその時その場、または当日中が良いタイミングとなります。

部下を注意するためのポイント③:改善方法も伝える

ただ叱っただけとなってしまうと
部下によっては話を流してしまう、
または気をつけることができないまま同じことを繰り返してしまう場合があります。

リーダーとして、必ず改善ポイントをできるだけ具体的に話すことが大切です。
例えば、受け答えが悪い部下に対しては、
「今の言い方、これは良くない。もしこう言いたい時は○ ○ ○ ○ ○ ○ と言う言い方をしないといけない」「それを言う前にまず謝罪の言葉が必要」
というふうに具体的な改善ポイントを伝えることです。