業績の良い会社にはチームワークがある

今回は「チームワーク」についてです。
ウチのメンバー、チームワークがない!
こう思うことありますよね?

組織で仕事をしている以上チームワークは不可欠です。
朝礼で「もっとチームワークをよくして行こう!」といきなり激を飛ばしても
やる気のない返事か、鼻で笑われる可能性が高いもの。
部下から本心本音で同意を得てこそ本来のチームワークが醸成されます。

ちなみに信憑性はともかくWikipediaで“チームワーク”を検索すると
「集団に属しているメンバーが同じ目標を達成するために行う作業、協力、意識、行動など。』
と記載されており、さらには
『最近の企業ではチームワークと正反対の成果主義の導入により競争意識は向上したものの、
同僚との情報やノウハウの共有が行われなくなり若手が育たないなどといった弊害が起こり
従業員の全体的な士気が低下しているという。そのためチームワークの重要性が再認識されている。』
と書かれておりました。

よく業績の良い企業の話を聞くと
『チームのメンバーが上司によく意見をしている』『上司も任せてはいるが必ず放っておかない』『新人を先輩がよく面倒を見ている』などの声を耳にします。
理想的なチームの空気感になっていると思われます。

チームワークに必要な信頼関係は時間と誠意をかける

チームワークの協働や協力という言葉は信頼関係があってこそ成り立つもの。
10人メンバーがいれば、10人それぞれが全員との信頼関係ができているかが大切です。ただ、職場という“場所”は所詮は赤の他人の集団でしかありません。
家族やパートナー、親友と比べると、本心から信頼できるかは難しいところ。
でも同じ目標に向かって働くという点では、歳の差も、経験値も、性格も、
いずれの“壁”も超えて信頼関係が成り立つ可能性は十分あるものです。

2018年平昌オリンピックで、男子カーリング日本代表チームの話題がありました。
メンバーの職場がバラバラで練習時間が少なくてもチームが強くなれた秘訣として
「徹底的にお互いのコミュニケーションを高めた」というエピソードです。
おそらく、お互いが思っていることを隠すことなく話す場を設け、意図して努力することで、
お互いを認め合うことができ、それぞれの表現の違いも含めて理解することができたのでしょう。
メンバーがそれぞれの役割を心置きなく果たすという土壌を作ったということになるのでしょうか。

信頼関係は一日にして成らずですが、時間と誠意をかけたら必ずできるものです。
そのためにはお互いにコミュニケーションを図ること。
だからと言って“飲み会して下さい”という意味ではありません!

メンバーの行動、言動、考えに関心を持つことから始める

「このメンバーが仕事において大事していることななにか?」
「このメンバーがなぜこの業務をイヤがっているのか?」
「A子とB子は何がきっかけでこんなに険悪になったのか?」
「C男とD男が、よくつるんでいるのはなぜか?」
「F男が昼ご飯をいつも抜いている理由はなんだろう?」

こんな感じでチーム内でのメンバーの行動、言動、考えに関心を持つことから
始めてみてほしいと思います。