意見を言い易い場づくりが会議、ミーティングで できているか?
こんにちは、レスポンドの宮田です。
さて、上長やリーダーの皆さんからよく出る不満
「会議の場で意見を言う人がいつも同じ」
「名指しで指名しても“特にありません”だけ」
「手を挙げて自主的に発言してこないヤツが多い」
「終わってから、ああだこうだ言ってくるヤツ・・・会議の場で言えよ!」
共感できる方、多いのではないでしょうか。
かく言う私も、約20年前はよく思っておりました。
酷いときは、
「今日は、順番に必ず意見も言ってもらいます。
特にありません、わかりません は、意見として認めません!」
なんてことも・・・令和ならパワハラですね。
さてこの状況、本当に意見がないのか?何も考えてないのか?
ほとんどが、そうではないでしょう。
個々にいろんな思いや考え、意見があるものの
それを言える環境、言い易い場づくりが
会議、ミーティングで、できているか?
ということなんですよね。
以前、研修先で、こんなことを言われたことがありました。
「言える環境?そんなことよりも意見を出すのが会議なんだから、言わないヤツが悪い」
もちろん、ごもっともなご意見です。
ただ、その会議の場が、
・ピリリと緊張感漂う空気になっていませんか?
・威圧的な上司が前のセンターに座っていませんか?
・ピントが外れた意見に上司がイライラしていませんか?
・検察官か裁判官のように部下の意見に対して強烈なツッコミを入れてませんか?
こういう場の空気のまま進行してしまうと
多くの社員は
「こんな空気じゃ自由に意見なんて言えない」
「言ったところで一蹴されて撃沈するのがみえみえ」
「発言内容にいちいちツッコミ訂正入れられたら発言する気が失せる」
と思っているかもしれません。
これが会議、ミーティングにおける心理的安全性が担保されていない状態です。
大勢の前で意見するという行動はネガティブなイメージを持ちやすい
そもそも大勢の前で意見するという行動はネガティブなイメージを持ちやすいですよね。
「正解かどうか不安だ」
「ズレた発言でバカにされたくない」
「間違えた意見を言って上司に怒られたくない」
この心理は、
中高生時代の授業中に手を挙げて
“調子乗ってる”
“目立とうとしてる”
“あいつ、イキってる(関西圏)”
なんて思われたらイヤだ・・・
と感じたことに似ているかもしれません。
それが社会に出て大人になると
“言わない方が傷付かずに済む”
“慎ましくした方が自分に被害がない”
“それなら手を挙げないのが平和でいちばん!”
日本人独特のプライドとも言える成長に繋がるのでしょう。
(褒めてません・・・)
そんな部下メンバーの心理を
上長やリーダーが理解しないまま、
緊張感漂う会議の場で「自由闊達に発言しなさい!」
と命じたら、それは拷問のようなものです。
では発言しやすい環境はどうすればよいか?
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