猛暑残暑も、やっとひと段落し、10月スタートです。
先日PRTiMESに、中小企業を対象とした内定者研修に関する
アンケート結果の記事を掲載させていただきました。
2025年度内定者への研修のご案内と共にぜひご覧くださいませ。

◆PRTIMES記事
採用活動を行っている中小企業のうち、内定者研修を実施している企業は全体の約7割!株式会社レスポンドとアビリティ株式会社が、中小企業の「内定者研修」の実態に関する調査を実施!https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000148567.html

◆レスポンド&アビリティ 内定者向け研修
11月スタート・オンライン・受講料無料
https://respo.co.jp/senpai/

さて、今回はDISC、類人猿のタイプが変化して、フォロワーシップが高まる事例です。

先日、友人数名との飲み会で、
「最近3名の20代社員からの信頼感が増したような気がする」というハナシが友人よりありました。

彼は39歳主任職で、中途採用で入社し現在2年目。
20代若手社員3名とのコミュニケーションもどんどん円滑になり、何でも相談してくるようになったと。稀に「そんなことまで、いちいち相談してくるなよ・・・」なんて思うこともあるそうですが、それも良しということで。

そして「信頼感が増したような気がする」と思えるようになったのが

・若手社員「●●主任(友人)に褒められると、素直にうれしいです。課長(40代半ば)に褒められるのとは、違います。課長の褒めはいろいろ考えてしまいます。ホントに褒めているのか?いや、もっとこうすべきだと言っているのか?など、素直に受け止めにくくて・・・」

・他の若手社員2名「わかる~!」「それっ!」「やっぱり、課長が私達の評価者ってわかっていると、些細なことに引っかかってしまい、素直に受け止めにくい」
と、3人で共鳴し合っていたと。

主任である友人は、少々唖然としながらも、そんなもんなんだと思いながら、「そっかぁ、良かった良かったと」と笑いながら返したそうです。

その日以来、若手社員3名は、事あるごとに、友人である主任に

「これで、いいですかね?不足点ありませんか?」
「これ、ここまでやっておこう思うんですが、やっておいていいですか?」
「こんな感じに仕上げてみたんですが、見てもらっていいですか?」
「ここまでやっておいたほうが課長、喜びますよね?」と自主的にホウレンソウが増え、

最近では、「ちょっと聴いてほしいんですけど」や
「相談したいことがあるんですけど、お時間いいですか?」と他愛もない会話から、深い相談まで、3人が代わり替わりにくるようになったそうです。

それが冒頭の「信頼感が増したような気がする」につながる訳です。

ちなみに若手社員の評価者である課長は、定期的に1on1ミーティングを実施しており、主任(友人)に対して、「彼らは、本音で話してくれているようだ」と認識しているそうです。一方で、若手社員は、“本音まで話せてない”という本音を主任にポロリ。
どうもギャップがあるようです。

ただ、大問題という訳でもないため、課長には、特段“お告げ” は せず、
若手社員には、今後も良い意味で、適度な緊張感を持って課長に接してもらい、

中間である主任(友人)には、ざっくばらんに話せる関係であることで、チーム内のバランスが保つことができる。

これで、課長に対してもフォローができているのであれば、それが今のモチベーションだと、ビール片手に満足気に語っていました。

この話を聴きながら、フォロワーシップの役割が、しっかりと実現されているなと思った次第。

元々、主任である友人はDISCで言うとDC、類人猿診断で言うとチンパンジー、オランウータンなので、実績、効率、の論理志向であり、人に関心が薄いタイプであったのですが、ここ数年で変化が現れ、人志向も強くなってきたようです。

DISC、類人猿のタイプは、環境によってゆっくり変化すると言われてますが、その典型的な例でありました。しかも彼の場合、論理志向がベースなので仕事に対する考え方は、常に正論、効率を軸にしているため適格にアドバイスができるはず、です(おそらく)。

そこに人の感情や心理に対する共感ができれば、対人関係も滑らかになり、信頼関係が構築されやすくなります。きっと彼がチームのトップになった時には、良きチームを作れるかもしれません。

では、どうやって、彼は変化成長できたのか?

友人曰く、ここ数年、自分を客観視してきたと。で、気付いたことが、「自分は、なんて周囲に冷たいんだ笑」にたどり着いたそうです。
自分自身は、効率よく成果を上げて、周囲から承認されることが最大のモチベーションにつながるけれど、その成果は、決して自分独りで出し切った訳でもなく、小さい見えないところで、周囲のサポートがあったことに気付くと、もっと相手の感情に気付くべき、寄り添うべき、否定や判断をする前に、理解する努力をするべきと思ったとのこと。

久しぶりに、とても良いエピソードだと思いながら、私は、まだまだやなぁ・・・と思った次第です。
皆さんは、どれだけ自分自身を客観視できていますか?
また次回!