店舗を統括しているエリアマネージャーなど統括責任者についてです。

会社近くのコンビニ
レジ横で揚げ物を陳列しているフライヤーケースに
そのコンビニチェーンの最新イチオシの商品POPが
大きく掲示されています。
「今、コレ、大注目!売りたいです!ぜひ買ってください!」的な(笑)

お昼の混雑を避けて11時50分頃に外国人の男性スタッフに
その商品を頼んだところ、「今日は売り切れです」とあっさり終わる。

「じゃあ、揚げてください」と食い下がると
すかさず女性店長が横から
「ですから今日は売り切れで終わりです」と間髪入れず言ってこれまた終了。

・どうして昼前に売り切れなのか?
・おそらく冷凍保存商品であろうから、揚げればいいのではないか?
・もし欠品中なのであれば
「申し訳ありません、在庫そのものを切らしておりまして・・・」など
他に言い方はあるのではないか?
・そもそも欠品中なのであれば、大きく目立つPOPの上に記載すべきではないか

こういう事例、よくありますよね。
全く持って「売る気」「やる気」を感じさせない残念な運営です。
同じ看板を掲げているコンビニであっても
信号を渡ったところにある別の店では

・ランチタイムに欠品はまずあり得ない
・万が一あってもPOPや案内表記にはしっかりと気を使う
・もちろん代替え商品の案内はサラリと忘れない
・たかがコンビニ、されどコンビニ できる限り客単価を下げないようにする
・いずれのスタッフにもその概要と手法を伝え育てている

さて、前段のこの店舗、誰が悪いのか?
外国人の男性スタッフ?違いますよね。
やはり店長ですよね。
ただ、一事が万事なのです。
残念ながら、そのコンビニは常に汚い。
通路には必ず段ボールが置きっぱなし
店内のゴミ箱周囲は何だかよくわからないシミがいっぱい・・・

店長の目が行き届いていない、気付いていない
気付いていない訳ではないが手が回らないという言い訳

この場合は、やはり統括マネージャー、責任者、スーパーバイザー的存在の
店長の上司がどう活躍、立ち回るかですよね。

①「改善されるまでシツコク店長に言い続ける」
②「改善には自身も手伝うことも忘れず」
③「場合によっては店長を飛び越えてスタッフにもしっかりと説明する」
④「改善されたことに対する店長の感想や想いをヒアリング」
⑤「最終的にこの店長でもマネジメントできるのかを判断」

こうやって、店長そのものを育成する。
そしてその成果、結果は
販売数、売上、収支はもちろんのこと
どれだけマネジメント力の高い店長(店舗の責任者)を育てることができるか?
それが統括マネージャー、エリアマネージャー、統括責任者、スーパーバイザーの役割なんですよね。

店舗出店されている中小企業において、
新入社員、販売スタッフ、店長の育成も大事ですが
統括クラスの方々のスキルチェックも大切です。